16 :名無しさん@12周年:2012/02/10(金) 17:48:28.20 ID:W3YK8xL/0
破綻しつつある公的年金保険を、国民のためになり、かつ持続可能な社会保険にするには、どうすればよいのか。
改革のために必要な要点は、1.賦課方式を積立方式に改めること、2.被保険者が運用機関を選べるようにすること、
そして、給付総額を減らすために、3.すべての高齢者を弱者扱いしないことの三つである。
三番目の改革は、定年制の廃止を含意している。
定年制には、定年までは不必要な人材を解雇できず、定年後には必要な人材までを解雇してしまうという二つの弊害がある。
これらの弊害を是正することになるのだから、定年制の廃止は、定年制のたんなる延長とは異なって、企業の負担を増やすことにはならない。
定年制は、「高齢者は使い物にならないから、隠退するべきだ」という考えに基づいているが、真実はこの逆で、
「高齢者は隠退するから、使い物にならなくなる」のである。私事で恐縮だが、私には、65歳になる母がいる。
長い間、靴下製造工場で働いていたが、60歳を越えた時、定年退職となった。
すると、たちまちいろいろな病気が現れて、寝たきり状態になった。ところが、その後、冬になって工場が忙しくなったり、
新人教育のためにベテランが必要になったりすると、再雇用の声がかかった。明日から仕事となると、
それまでの病気が嘘のように治って、翌日から元気に出かける。今でも、レイオフと再雇用を繰り返しているが、同じような現象が起きる。本人も不思議がっている。
日本には、寝たきりの痴呆老人が多い。
だが、年齢による雇用差別が行われていない、エイジレス社会の国では、そうした老人はほとんどいない。
寝たきりや痴呆は、自然発生する生理的現象というよりも、定年制によって人為的に生み出される社会的病理なのだ。
生涯現役社会を作れば、たんに年金の給付額を抑えることができるだけでなく、老人医療費をも抑制することができる。
http://www.systemicsarchive.com/ja/a/welfare.html
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社会システムの再設計の一案
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